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店舗・事務所の賃貸ノウハウ 2016/10/12
入居申し込みを頂いたあと、大家さんと入居審査の相談をするのですが、「このお店(会社)長く続くかなあ?どう思う?」と聞かれることがあります。
私は、店舗と事務所を専門に仲介しているので、年間だいたい200~300人の経営者と話をします。そして、仲介したお店や会社のその後を見ていますが、結論をいうと、誰が成功して長く続くかは、わかりません。
ビジネスが成功する要因は、たくさんあります。
人的ネットワークが強力だったり、特別なノウハウや商品をもっていたり、資金が豊富だったり、流行にうまくのったり、その方がどのような能力やノウハウを持っているか、書類や数回会っただけではまずわかりません。
なんとなく成功するだろうなあ、とか、ちょっと難しいかなあ、とか思う時はありますが、それがあたる確率は高くありません。
私 が入居審査で大家さんに提案するのは、ビジネスの成功を予測することはできないのだから、まずはチャンスをあげていいんじゃないでしょうか。しかし成功す るかどうかはわからないので、貸す側としてリスク管理はきちんとしておきましょう、ということです。
具体的には、退去精算に最低限必要な保証金をあずかることと、万が一、家賃が払えなくなった場合に備えて、家賃保証会社に入ってもらうこと。
借りる方にとっては、家賃保証会社の保証料のぶんだけ負担が増えることになりますが、そのぶん審査が通りやすくなります。貸主にも借主にも、それぞれのメリットを説明して、保証会社に入ってもらうことを勧めています。
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